コラム AWAKES COLUMN

平成とフィットネス

2019/04/30

大阪は心斎橋、本町、新町近く、大阪メトロ四ッ橋駅徒歩すぐ、西区北堀江にあるパーソナルトレーニング・ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジム、AWAKES (アウェイクス)の高嶋です。

今日は「平成」最後の日ですね。

普段とは違った特別なことをしたり、普段通りに過ごされたりといろいろありますが、なにかしら今日と明日は特別な日になる、街中はそんな雰囲気が漂っています。

元号が変わることで、メディアやSNSでは平成を振り返る情報がたくさん紹介されています。

経済成長末期から始まった平成ですが、バブル崩壊を機に失われた20年と言われるように長期デフレと低迷経済を経験した30年でもありました。

しかし、テクノロジーの進化や訪日外国人の急増など、ガラパゴスNipponからグローバル社会と共に成長するクールJAPANへと変化する激動の時代でもありました。

そんな中で、国内の健康志向の高まりを背景に様々な業界が変化し続けました。
フィットネス・ジム業界もその中で様々な変化をしてきました。

と言うことで、今日は、平成のフィットネス・ジム業界の歩みをまとめてみたいと思います。

【平成以前(1980年代)「余暇・レジャー時代」】

日本においてフィットネスの産業化が本格的に進んだのがこの時代です。

日本初の総合型フィットネスクラブが開業したのも1980年代。経済成長と便利な社会への変化に伴い、仕事による過労、食生活の乱れ、自動化に伴う運動不足など社会問題のひとつとして健康は大きな関心を集めました。

ゴルフや家族とのレジャーなど余暇と仕事を両立する人が多く、フィットネスクラブをレジャーを兼ねた健康増進のために使う人が増えた時代でした。

この時代に急増したのが、プールやサウナなどが一体となった総合大型フィットネスクラブです。

それまでは、役所主導型の公共施設が主な運動の場だったのが、より良いサービス・施設を求める人が増え、民間主導型の大型の店舗が続々と誕生したのです。

 

【平成初期1990年代)「大型施設・スタジオレッスン時代」】

バブルが崩壊すると、これまで健康に投資してきた人々が経済面で余裕がなくなり多くの大型フィットネスクラブは低迷期を迎えました。

しかし、健康に対する関心は絶えることなく、多くの人は低コストで運動できる方法へと流れていきました。

総合大型フィットネスクラブでは新しいスタジオ型の運動スタイルが続々と登場し、定額(月会費のみ)で何回でもどんなスタジオレッスンにも参加できる集団フィットネス志向が高まりました。

このころフィットネスクラブへ通う人の主流は20代から40代の働く世代でした。

1980年代に始まったエアロビクスを始め、ステップエクササイズ、ボクササイズ、タエボーなど様々な形態のグループレッスンが流行ったのもこの時期です。


【平成中期(
2000年代)「コストパフォーマンス時代」】

景気低迷が長引く中、大型フィットネス業界はコスト削減のため企業合併やグループ化が進みました。系列店舗数増加により、同系列内であればどこの店舗でも利用できる広域型会員制度が価値を高め、大手クラブは会員の囲い込みを図りました。

利用者にとっては、広域型会員は出張先や旅先でも使える利便性が増したことや、広域会員種別ができたことで、1つの施設のみ利用可能なローカル会員が低価格になったりと、価格や用途に応じて選択肢が広がったことは喜ばしいことでした。

また、この時代はより低価格で運動ができる方法を人々は探りました。

DVDの普及や通販による低価格な運動器具の販売もあり、低コストで運動ができる自宅型エクササイズがブームを起こしたのもこの時代です。

この時代を代表するのがビリーズブートキャンプやWii Sportsの流行でした。

また、友達同士でスポーツを楽しむ、フットサルや総合エンターテイメント施設(ラウンドワンのスポッチャなど)の増加もこの時代の象徴となりました。

そして、介護保険法の施行や高齢化に伴い、フィットネス施設は働く世代から徐々にシニア世代に向けたサービスの提供を模索し始めたのもこの頃です。


【平成後期(
2010年代)「多様化・個性化時代」】

急速な時代の変化とともにフィットネス業界も大きく変わっていった、そんな時代を象徴するのがこの平成後期ではないでしょうか。

介護保険法施行から10年余り、少子高齢化が進む中、業界がこれまでマーケットととしていた働く世代から、引退後のシニア層が運動に積極的に参加するようになったのもこの時代です。

また、スポーツ基本法が施行され、よりスポーツと健康が社会全体に認知され始めたのかも知れません。

これまで主流であった大型フィットネスクラブでのスタジオグループレッスンやマシーン中心のフリー(自主)トレーニングは個々の要求に応えられなくなり、2010年代中頃にはフィットネス業界はより多様化し、より個々のニーズに特化した施設が普及し始めました。

〈低価格型〉
エクササイズ以外のレジャー設備(大浴場やサウナ、プールなど)や指導するパーソナルトレーナーの常駐を省くこと(人件費削減)でより低価格でいつでも利用できる
24時間型セルフトレーニングジムが増加。

〈結果重視型〉
逆にマンツーマンでトレーニングするサービス重視のパーソナルトレーニングの普及も目立ちました。プライベート個室型、痩せる専門、筋肉質な体に特化したボディーメイクジムなどパーソナルトレーナーの個性や質によって様々な選択肢が増え、低価格のセルフジムとの差別化を図りました。

〈メソッド重視型〉
加圧、低酸素、空間の演出やVRを使ったエンターテイメント性を持たせたエクササイズなど様々なジムや形態のサービスが提供され始めました。

〈趣味型〉
ウォーキング、ジョギング・ランニング、マラソンや、ヨガ、ピラテス、ボルダリング、フィジークなど、フィットネスの多様化が進み、より多くの人が趣味、運動、健康を関連づけ、気軽にライフスタイルに溶け込む個性的な運動方法が脚光を浴びるようになりました。

このように、平成の30年、フィットネスや健康に対する社会情勢は大きく変化してきました。

今後も社会の変化と共に人々の健康に対する考え方は大きく変わり、それに伴ってフィットネス・ジム業界も今まで以上に多様なニーズに素早く応えていく必要があるでしょう。

人口減少、少子高齢化、社会保障制度改革、スポーツのモラル向上、など日本の社会を取り巻く環境はこれまで想像もつかなかった変化が起こってきます。

では、これからのフィットネスのあり方はどのように変化していくのでしょうか。

次回は、これから未来のフィットネスのあり方・考え方についてお話ししたいと思います。

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