こんにちは。
大阪は、心斎橋、本町、新町近く、西区は北堀江にあるパーソナルトレーニング・ファンクショナルトレーニングで「身体の改革」に取り組むコンディショニングジム、AWAKES （アウェイクス）の高嶋です。

体育の日の3連休はどの様に過ごされましたか？

私は、地域の運動会に少しお邪魔しました。

また、近隣の別の地域に住むアメリカ時代の友人に4年ぶりに再会し、家族やご近所さんと一緒にＢＢＱを楽しみました。

皆さんも、3連休は帰省先の地元や今お住いの場所で地域の運動会などに参加したり、レジャーで身体を動かす機会があったのではないでしょうか。

各地で運動関連のイベントが多く開催された週末だったと思います。

私の周りでも普段運動されていない方が地域の運動会に参加して、
「足がガクガクする」
「ふくらはぎがつりそうや」
「呼吸できへん」
など、みなさん口々に「体力落ちたわー」と言われていました。

多くの方が、
「普段から運動せなあかんわ」とか
「ジムに通わなあかんな」
など、今一度、ご自身のカラダに気づくいいきっかけになったのではないでしょうか。

10月8日の「体育の日」にスポーツ庁は、今年度の「国民体力調査」の結果と分析を発表しました。

その中で、特出して注目されたのが、①20代～40代女性の体力低下、②20歳代女性の暦年齢と体力年齢の関係、③スポーツの多面的な価値の三点だと思います。

①20代～40代女性の体力低下
これはいろいろ分析されていますが、働く女性が増えたことが大きく影響していると言う説が有力視されています。

②20代後半女性の暦年齢と体力年齢の関係
これは体力テストを元に算出された体力年齢が暦年齢に比べて若いか上回っているかを調べたものです。
それによると、男女どの年齢においても運動・スポーツの実施頻度が高いほど、体力年齢が暦年齢より若い割合が高いことがわかっています。
20代後半女性では、運動を全くしないと回答した８０％以上で体力年齢が暦年齢を上回っていることがわかりました。

③スポーツの多面的な価値
数年前からスポーツ庁の調査では、単純な体力テストだけではなく、運動・スポーツの実施が生活習慣に与える影響についても調査を始めました。
そのなかで「達成意欲（なんでも最後までやりたいと思う）」、「ストレス解消効果」、「生活の充実度」に関する質問項目と体力・運動能力・運動習慣との関係性について分析をおこなっています。

「達成意欲」では15歳、18歳の調査において高い関連性が報告されています。

「ストレス解消効果」については、20歳～79歳の各年代ごとに、運動・スポーツのストレス解消効果を肯定的にとらえている人が男女年代問わず90～95％で、とても高い関連性がうかがえる結果が出ています。

このように、現代において運動・スポーツがもたらすプラスの効果が様々な調査で報告されているなか、運動・スポーツを行っていない人の数が増え、体力が低下しているという報告がされているマイナスの結果とが入り混じっています。

「一億総活躍社会」と言われるなか、今回の調査の結果は、女性の社会進出に伴って活躍が必須である女性自身がマイナスの効果を受ける結果となった事は非常に残念です。

男女、年齢問わず、国民一人一人が活躍する為には、「身体を動かす」事がもっと大事にされる社会になることが重要ではないかと考えます。

今回の調査結果からも明らかなように、ストレスマネージメント、達成意欲、体力維持、健康、美容、生活の質、どれにおいても運動・スポーツが与える個人への影響はポジティブで、それによる生産性の向上、心身豊かな社会の創造にとって運動・スポーツの実施は欠かせないのではないでしょうか。

私たち、カラダ、運動・スポーツ、トレーニング、健康に携わるプロとして、これからもっと社会に貢献できるよう、多くの人にファンクショナルトレーニング、コンディショニングトレーニングの重要性を伝えていかなければならないと改めて感じました。

今回の体育の日をきっかけに自分の体力の低下や運動不足という現実に少しでも気づかれた方、すぐに行動に移しましょう。

いろいろな運動の方法があると思いますが、パーソナルトレーニングジムでトレーニングをする事もそのうちの一つとして考えていただき、今後、運動・スポーツを習慣づけるきっかけにしていただければと思います。

体育の日のきっかけを生かすも殺すも自分次第です。

参考資料：
スポーツ庁平成29年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書について.
http://www.mext.go.jp/prev_sports/comp/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/10/09/1409885_5.pdf