こんにちは。
大阪は、心斎橋、本町、新町近く、西区は北堀江にあるパーソナルトレーニング・ファンクショナルトレーニング・コンディショニングジム、AWAKES （アウェイクス）の高嶋です。

大阪は今日も朝から大雨です。近畿各地では昨夜から大雨・洪水・土砂災害等の警報が各地に出されています。各自治体のハザードマップなどを参考にしていただき、避難勧告や指示が出た際には速やかな行動をとってください。

さて、災害などの少ない地域にお住いの方でも、大雨が続くと肉体的にも精神的にも苦労を感じることが多いのではないでしょうか。

実際、雨が降ると経済活動が鈍化するという統計もたくさんあります。

特に運動やレジャーなどのアクティビティは大きく減少することが多いです。

そんな雨が降り続いてる中、AWAKESには週末も週明け月曜日の今日もたくさんのクライアントさまがコンディショニングトレーニングに来られています。

統計学的に経済活動や運動などのアクティビティが減少するとされている中、なぜAWAKESのクライアントさまはトレーニングに来られるのか。

それは、しっかりとした「ゴール」「目標・目的」があるからだと私は感じます。

ビジネスマネージメントの世界では、良く使われる「ゴールセッティング（目標設定）」の話し、これはトレーニングにおいても大事なことであることは間違いありません。

以前、私が勤めていた米国カンザス州立大学の陸上部の監督であり、数多くのオリンピック選手を育てたロベルト氏の言葉に、

“If behavior is goal-directed, then the successful approach to the goal indicated by feedback and can serve to sustain a high level of Aspiration”

「もし行動や振る舞いが目標指向型であったら、ゴールへの成功法はフィードバックによって明示され、かつ、高い要求水準を維持するために役に立つことができる」

というものがあります。

これは、パーソナルトレーナーやコーチがクライアントさまに対して最も大切にしなければならない行動の一つ、「フィードバック」の重要性を示した言葉です。

また、ロベルト氏は、
“Feedback is the strongest most important variable which controls performance, success, and learning”

「フィードバックはパフォーマンス、成功、そして習得を制御（コントロール）する最も強力で重要な複雑可変要素である」

と言っています。

ロベルト氏は「フィードバック＝複雑可変要素」と言っており、フィードバックにはあらゆる（数多くの）手段や方法があるという事を強調しています。

その中で、ロベルト氏はこの「フィードバック」について自身のコーチングスタッフだけでなく、選手にも同じ言葉を投げかけています。
むしろ、コーチより選手にこのフィードバックの重要性について常に自覚するようにコーチングをしています。

これは、フィードバックが選手を指導する立場のコーチングスタッフが与えるだけのモノではなく、選手本人自らが自分の設定したゴールに対してフィードバックをすることが大切だと言っているのです。

フィードバックは周りから発せられるもの、そして本人自ら行う行動と、多方向から与えることが出来る、これが、フィードバックが複雑可変要素となる一例です。

「ジムに通う」、「トレーニングをする（続ける）」にあたってクライアントの皆さんそれぞれに「ゴール（目標設定）」があると思います。

このゴールがしっかり定まっていることで「雨の中でもジムに行く」、「30分でも運動する」という行動に繋がるのではないでしょうか。

そして、パーソナルトレーナーは適切適格な「フィードバック」を与えることで、クライアントさまのやる気をポジティブにサポートし「ゴール」を明確にリマインドする（再認識させる）役割を担っているのです。

また、ご自身で自分の行動に対しフィードバックすることで、ゴールに近づいているか、ゴールを修正しないといけないかなどに気づき、最良の行動をとることが出来るのではないでしょうか。

ジムやトレーニングだけでなく「ゴール」と「フィードバック」は仕事、勉強、私生活とあらゆる場面で使えるテクニックです。

秋は「スポーツの秋」、「読書の秋」、「食欲の秋」などと言われるように、何か物事を成し遂げるのにとてもいい季節です。

秋雨前線の停滞でしばらく天気の悪い日が続きますが、その後はさわやかな秋晴れが待っていますし、今から、何か「ゴール」を設定して取り組んでみるのもいいのではないでしょうか。

もちろん、もうすでにゴールセッティングされている方は、しっかりフィードバックし、途中で折れないように継続していきましょう。