コラム AWAKES COLUMN

Globalに診る

2019/03/30

こんにちは。

大阪は心斎橋、本町、新町近く、四ッ橋駅から徒歩すぐの西区北堀江にあるパーソナルトレーニング・ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジム、AWAKES (アウェイクス)の高嶋です。

さて今回は、前回ご紹介したの英単語シリーズの後半です。

コンディショニングトレーニングでよく使う単語をピックアップして、その言葉の意味をコンディショニングトレーニングと絡めて解説、紹介するのがこのシリーズ。

前回ご紹介した言葉は、

「Local」と「Global」

直訳は、

Local = 部分的、局部の、現地の

Global =全体的、包括的な、広範囲の

となり、

これをスポーツ医学やコンディショニングトレーニングの観点から解説しました。

人の筋骨格において、一つ一つの関節の動きは「Local」となり、

一つの動作(例えば、立ち上がる動き)を行うためには複数の関節が連動し強調し合って動いたり安定したりする必要があり、この連動性を「Global」と考える、としました。

では、なぜ、この「Local」と「Global」という考え方が人の体にとって大事なのでしょうか?

答えは前述の通り。

人の行動の中で、ほとんどの動作は複数の関節・筋肉を同時に動かして行い、一つの関節、一つの筋肉のみを動かして行う動作はあまりないからです。

これを「多関節運動連鎖」といいます。

しかし、多くの人がこの考え方に気づいていない、もしくは社会全体(医療制度)が積極的にこのような考え方の元に成り立っていないのが現状です。

例えば、もし、あなたが階段を降りる時に膝に痛みを感じたとします。初めは大したことないと特になにもせずにいましたが、数週間経っても良くなりません。それどころか、徐々に痛みが増し歩く時も常に痛みを感じるようになりました。

さて、この時、あなたはどうしますか?

多くの人が整形外科のクリニックや病院に行くのではないでしょうか。

病院では検査(画像検査や徒手検査)をし、診断がなされ、それに対する治療が医師から処方されます。

多くの場合、手術に至るケースは少なく、投薬や装具(サポーター)といった対処(保存療法)が一般的です。

外来リハビリ(運動療法)もありますが、手術を伴わない場合、外来でリハビリを処方されるケースは多くありません。

これは、複雑な日本の社会保障・医療・健康保険制度によるものですが、今回はその内容については省略します。

現実的なケースとして、医師からは薬(抗炎症剤や鎮痛剤など)の処方と「安静」という指示が出ることが多いと思います。

時間の経過とともに一旦、痛みが和らぐことが期待されますが、その一方で、数ヶ月後に痛みが再発したり、人によっては長く痛みが継続することもあります。

医師の治療(主に投薬治療)の他に、治療のオプションとして接骨・整骨院・鍼灸院に行く人も多いのではないでしょうか。

このような治療は全て患部に対する直接的治療、対症療法です。

すなわち、これは「Local」に対する治療介入です。

しかし、ここで、考えないといけないことは、なぜ、膝が痛くなったのかということです。

もし、階段を踏み外して膝をひねった(ねんざ)とか、転んで膝を打った(打撲)など急性のケガであれば、それは、膝に直接起こったケガなので、「Local」に治療するのでいいのかもしれません。

しかし、急性のケガではなく、毎日、階段を降りるときに膝が痛むというようなケースでは、膝自体は痛みの根本的原因ではないかもしれません。

実際に膝痛の原因は急性ではないケースがとても多いのです。

このような時、根本的な原因を見つけ、それに対して何か策を打たなければいけないことは、言うまでもありません。

これを原因療法といったりもします。

膝の例では、股関節や足関節の動き、その関節を動かすための複数の筋肉の働きなど、膝ではない部位に視野を広めて原因を探らなければなりません。

ですので、痛みを取り除くための「Local」に対する対処に加え、

根本原因を改善(再発防止)するためには「Global」にアプローチしていく必要があると言えます。

実際、膝痛の根本原因は「背骨(胸椎)の動きが悪いから」と言うことは珍しくないことです。

一見、関係ないような部位でも、動作によっては連動していることがあります。

静止位で姿勢を評価するだけでなく、動作の中で身体を包括的に評価することは、「Global」な視点から根本原因を見つけるための大切な身体の検査なのです。

整形外科的な画像診断や徒手診断では検査できない動きのエラーが、動作を評価することによってわかってきます。

この動作エラーが痛みの根本原因である可能性があります。

私たち人間の動作のほとんどは「Global」な連動性から成り立っています。

人の身体における「Global」な見方は、健康な体づくり、痛みやケガの予防と回復はもちろん、「Quality of Life(あらゆる場面での生活の質)」の維持においてとても重要な考え方です。

患部(Local)の診察に加えて、根本原因を「Global」な視点で見つけることが、今後、社会に求められる医療や健康な体づくりのあり方であり、本来の姿だと思います。

私たちAWAKESでは、人の動き・動作を中心とした身体の評価をし、コンディショニングトレーニングを通じて人間が本来持っている動作を取り戻し、さらに目的に応じてチューンアップ、パフォーマンスアップを行う運動介入を積極的に行なっています。

皆さんも今一度、動きのクセや生活習慣からGlobalな視点でご自身のカラダを再認識してみてはどうでしょうか。
肩こりや腰痛の原因が見えてくるかもしれません。

もし、客観的に「Global」な視点で診る身体の評価が気になる方は、ぜひ、AWAKESに体験へお越しください。

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