コラム AWAKES COLUMN

リアクションの行動要因

2018/12/05

こんにちは。
大阪は、心斎橋、本町、新町近く、西区は北堀江にあるパーソナルトレーニング・ファンクショナルトレーニングを提供するコンディショニングジム、AWAKES (アウェイクス)の高嶋です。

前回のブログで「トレーニングにおけるリアクション」についてお話しました。
(ブログのリンクはこちら、「リ・アクション」

その中で、「リアクション・トレーニングとは、ある刺激(行動要因)に対して瞬間的に反応し自発的に何らかの行動に移すトレーニングのこと」であるとお話しました。

また、フィジカルトレーニングにおいてリアクションを起こすために必要な刺激(行動要因)の選択が大事にされていないではないかというお話もしました。

今回は、そのリアクションするのに必要である「刺激(行動要因)」について少し詳しくお話ししようと思います。

リアクションの為の刺激とは、何か行動を起こすための「きっかけ」であり、その種類は様々なものがありますが、「リアクション・トレーニング」における代表的な刺激は「聴覚刺激、視覚刺激、感覚刺激」です。

リアクション・トレーニングにおいて多くの場合、時間の尺度、すなわちリアクション・タイム(素早く動く事)にフォーカス(注目)してトレーニングを組み立てる事が多いのですが、時間と同等に大切である、「動きの質」をないがしろにしている状況が多く見受けられ、また、動きの質と同様に、リアクション(反応)する為に必要な刺激(行動要因)においては、その種類や質が粗末に扱われている事がよくあります。

最もわかりやすい例がその種類の選択。
刺激の中で、一番多く用いられるのは聴覚刺激です。
特に、フィジカルトレーニングやスポーツのスキルトレーニングでよく使われるのが「ピーッ」という笛。
この、笛の合図で走り始めたりドリルを始めたりします。
また、室内の施設では手をたたく音を利用することもあります。

では、実際、音に反応しリアクションを必要とするスポーツはどういうものがあるのか。
陸上の走る競技、水泳の競泳、スピードスケートなど。
これは、ピストルの音に反応してスタートを切るスポーツです。

では、音に反応して行動を止めるスポーツはどういうものがあるのか。
サッカー、テニス、バスケットボール、ラグビー、ハンドボール、ラクロス、アイスホッケーなど。
これらのスポーツは、反則を起こした時に審判が笛を吹きプレーを止めるスポーツです。

この様に、音に反応してリアクションを早く正確な動きに繋げる競技とそうでない競技があります。
音に反応して行動を止めることの多い競技においては、音によるリアクション・トレーニングは実践的(ファンクショナル)ではないですよね。

ですので、指導するトレーナーやコーチは、そのことを理解したうえでメニューを組み立てなければなりません。

(聴覚刺激によるリアクション・トレーニング例)

では、サッカーやバスケットボールなどのスポーツにおいて有効的な刺激はなんでしょうか。

それは、視覚刺激と体性感覚刺激です。

リアクション・トレーニングにおける視覚刺激は、例えば、静止している物体が動く、視野に無かった物体が視野に入る、ピカッと光るヒカリなどがあります。

例えば、サッカーやバスケットボールのディフェンスでは相手がどっちにどう動くかに反応していち早く自分の位置を取る事が重要であったり、野球やテニスでは自分に向かってくるボールに反応して打ち返す、バレーボールではコートのどの場所に来るかわからないにボールに反応してレシーブするなどがあります。

この様なスポーツでは、聴覚刺激より視覚刺激の方が実践的であると言えます。

(視覚刺激によるリアクション・トレーニング例)

では、体性感覚刺激とは、どういうものでしょうか。
リアクション・トレーニングにおいては、主に皮膚刺激、圧力刺激、前庭刺激を使うことが多いです。

これは、コンタクトスポーツやコリジョンスポーツにおいては大変重要な行動要因です。
なぜなら、この様なスポーツにおいて相手と接することで相手の行動を把握し、それに対して自らのアクション(行動)に移すという事に繋がるからです。

実戦において、自分が次にどのような行動(アクション)をとるのか(つまり自分のリアクション)は、相手がどのような行動をとるのか(相手がどの方向からどのように触れ、どのくらいの力(圧力)で押すのかなど)によって決まります。
ですので、皮膚感覚や圧力感覚をリアクション・トレーニングの刺激(行動要因)として使う事はより効果的であると言えます。

(体性感覚刺激によるリアクション・トレーニングの例)

 

この他にも、感覚の一つである前庭感覚はバランスを崩した時の反応に使ったり、他にも関節の固有受容感覚は過度な関節の可動域に対して、それ以上の動きを回避しケガ(靭帯損傷や脱臼)を防ぐために使ったりと、私たち人間はいろんな刺激に対して反応(リアクション)することでたくさんの行動を可能にしています。

ただ単純にリアクション・トレーニングと言っても、そのリアクションに必要な入力刺激(行動要因)の種類も様々ですし、その刺激をどう利用してトレーニングするのかも様々です。

効率よく効果的にリアクション・トレーニングをするにあたり大切な事は、リアクションタイムだけではなく、刺激に対してもこだわりを持ち、より、現実に起こる行動に近い、活かせる刺激を用いる事が重要であります。

私たちAWAKESでは、ただマニュアル通りどのクライアントさんに対しても同じトレーニングを処方するのではなく、お一人お一人に合ったトレーニングを提供しています。

AWAKESでは、お一人お一人のスポーツ、競技特性、能力を熟考し、トレーニングメニューを組むことを非常に大切にしています。

パフォーマンスアップを目指すジュニア、アマチュア、プロアスリートで、もっとハイパフォーマンスを追求していきたいとお考えの方はぜひ一度、AWAKESのトレーニングを体験しに来てください。

また、仕事や生活の質を高めるメニューなど、一般の方にも効果的なリアクション・トレーニングもたくさんあります。一般の方にも活かせる様々なトレーニングメニューの一つにもリアクション・トレーニングを使っています。

詳しくはお問い合わせいただき、ぜひ一度、AWAKESのパーソナルトレーニングを体験しに来てください。

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